子どもが生まれると検討するのが、子乗せ電動自転車。特に毎日の保育園・幼稚園の送迎が自転車の方にはマストアイテムです。
価格がざっくり13~16万円台くらいのため失敗できず、よく検討・比較したいですよね。
ヤマハ・ブリヂストン・パナソニックをよく聞くけど?前乗せ・後ろ乗せって何が違う?選び方は?いつからいつまで乗ることができる?と初めての購入の際には疑問が多い…!
今回は、子乗せ電動自転車のメーカーや選び方、対象年齢、おすすめグッズ、メリット、注意点、歴史などをお伝えします。
このページの内容は基礎知識とし、ぜひ実物を確認して試乗してみたり自転車屋さんに相談して自分に合ったものを探されることをお勧めします。
子乗せ電動自転車を作っている主なメーカー
子乗せ電動自転車のシェアの大半はこの3メーカーです。この3メーカーのものを選べば間違いありません。
また、近年では自転車販売のサイクルベースあさひや、自転車製造の丸石サイクルが、少し安いオリジナルの子乗せ電動自転車を販売しています。
- サイクルベースあさひ →サイクルベースあさひのみで販売
- 丸石サイクル →3メーカーとあわせて一般の販売店で販売
こういったメーカーでない場合、安全性が認証された自転車「BAAマーク」「幼児2人同乗基準適合車マーク」がついているか、購入時に必ず確認してください。
子乗せ電動自転車の選び方
子乗せ電動自転車の選び方です。
「子乗せ電動自転車」は、前乗せタイプ・後ろ乗せタイプの2種に大別されます。
まずはどちらにするか決めます。
- 子どもの現在の年齢
- 子どもを2人以上予定するか
- その場合何歳差になるか
- 前かごがほしいか
前乗せタイプの特徴
前乗せタイプの特徴です。
- 前に子どもを乗せても安定性が高い
- 前かごがないので、子どもを2人乗せると荷物を入れるところがない
- 子ども1人の場合、後ろか、前(席を取り外した後)に別売りのかごをつけることができる
後ろ乗せタイプの特徴
後ろ乗せタイプの特徴です。
- 前かごがあるので、子どもを2人乗せても荷物が入れられる
- 子ども1人の場合、後ろに乗せることができる年齢までは前に席を追加し、後ろ(席を取り外した後)には別売りのかごをつけることも可能(後ろに乗せることができる年齢は次の項目参照)
- 前に席を追加する場合、親の前方や足元が窮屈(ガニ股気味になる)
前乗せ、後ろ乗せはいつからいつまで?3メーカーの対象年齢比較
前乗せ、後ろ乗せの3メーカーの対象年齢をまとめました。(2021年2月時点。変更になっている可能性もあるので購入時には再確認ください)
前乗せ | 後ろ乗せ(前乗せの場合の後席も同様) | 後ろ乗せの場合の前席(別売り) | |
ヤマハ | 1歳以上4歳未満 | 1歳以上小学校入学前 | 1歳以上4歳未満 |
ブリヂストン | 1歳以上4歳未満 | 2歳以上小学校入学前 | 1歳以上3歳未満 |
パナソニック | 1歳以上4歳未満 | 1歳以上小学校入学前 ※2歳からの使用を推奨 | 1歳以上4歳未満 |
メーカーによって微妙に違うんですね。子どもの年齢差を考える際には重要な確認点です。年齢は目安なので、身長体重も確認ください。
パナソニックでは後ろ乗せを1歳からとしておきながら2歳からの使用を推奨しています。
パナソニックのWebサイトによると、”2歳未満の小さなお子さまの場合、ママがお子さまの様子を見づらくなり不安になる可能性があるので”ということです。
また、2歳以上の後ろ乗せについて、
お子さまに、「後ろに乗る場合は身を乗り出したり、勝手に降りようとしたりすると危険」だということを説明して、十分理解できるようなら後ろ乗せで大丈夫でしょう。
【失敗しない】子供乗せ自転車の選び方ガイド&おすすめ商品(パナソニックWebサイト)より
としています。
あとは機能やデザイン・価格
あとは、メーカーによりウリにしてる機能やデザインも違うので、価格と好みによりですね!
今筆者が使ってるのは2018年購入のブリヂストンのbikkeですが、他社のサイトを見ると2018年のbikkeにはなかった以下の機能はうらやましいと感じました。(現在は機能が変わっている可能性があります)
- メーターの時計表示
- 車のキーのように鍵を差さなくても解錠できる機能
- 左右どちらからでも乗せ降ろししやすい仕様
- スタンドを立てると自動でハンドルがロックされる機能
特に口コミを見ていると、「車のキーのように鍵を差さなくても解錠できる機能」があるパナソニックの「ギュット・クルーム・EX」「ギュット・クルームR・EX」は少しお高めですが人気がある印象です。
電動なし・既存の電動自転車に子ども席後付けの選択肢も
ここまで「子乗せ電動自転車」についてお話しをしてきましたが、やはり13~16万円台程度する高額なものです。電動自転車にしない選択肢もあります。
電動でない子乗せ自転車や、電動ママチャリに子ども席を後付けすることもできるので、子どもが安全に乗ることができるよう、プロの自転車屋さんに相談しながら決めましょう。
子乗せ電動自転車に必要なおすすめグッズ
子乗せ電動自転車を買えば終わりでなく、いろんなグッズが必要になります。
最低限必要なおすすめグッズをご紹介します。
子乗せ電動自転車はどこで買う?
「どこで買う?」は長くなるので別記事にしました。
さいたま市の方を主な対象にしている記事ですが、さいたま市でなくても使える基礎知識・裏ワザありなのでぜひあわせてご覧ください↓
子乗せ電動自転車のメリット
筆者も、子乗せ電動自転車を保育園入園前に買いましたが、ファミリー人生が変わるメリットを感じています。
電動自転車自体が初めてでしたが、ぜんっぜん疲れないし、ひざへの負担を感じないから「あそこまででかけよう」の心理的ハードルが低く、どんどん出かけてしまいます。
3駅程度は近所な印象になります。
遠くまで行くときは車も便利ですが、自転車では細い道に入ることができ、散策中にいい公園があったときに駐車場を探さなくてもすぐ寄れ、子どもと一緒に景色を楽しみ季節を感じることができます。
安い買い物ではありませんが、送迎・遊びとフルに使え、子どもが同乗を卒業しても大型かごを取り付け買い物に便利。
買って損はありません!!
子乗せ電動自転車乗車時の注意
子乗せ電動自転車乗車時の注意です。
前抱っこで乗るのは禁止
一人で椅子に座っていいのは1歳からなので、0歳児はおんぶしましょう。
前後+おんぶの子ども3人乗せは禁止
子ども3人の場合はどうするのがベストなんでしょうね・・・
子どもはヘルメット・ベルト着用
昔はヘルメットやベルトなんてありませんでしたが、今はもう常識ですね。
実は同乗できるのは6歳未満まで→埼玉県、2020.12.1から小学校入学前までに変更になってます!
え・・・年長さんって年度途中で6歳になっちゃうよね・・・?と心配していたら、自治体によって違うそうで、埼玉県は小学校入学前まで同乗OKになりました!
自分も子どもを乗せるようになって、ヘルメットやベルトなしで乗っている子どもが目に付くようになりました。事故は一瞬です。子どもが投げ出されて頭を打ったら…
子どもがベルトやヘルメットを嫌がって大変な思いをしている保護者がいることも知っていますが、それでも子どもの安全のことなので…
さいたま市のWebサイトでは、このようなハンドブックが公開されています。目を通しましょう!(さいたま市外の方も参考にできる内容です)
>>「さいたま自転車ルールブック」と「子ども乗せ自転車を楽しむためのハンドブック」をご活用ください
子乗せ電動自転車に至る歴史
子どもを持ってからあらためて驚いたのが、この子乗せ電動自転車の率。
意識してみるとそこら中に見ますが、筆者が子どもの頃は、普通の自転車の後ろに簡単な子ども席をつけたものしか見なかったような・・・
検索してみると、子乗せ電動自転車に至る歴史が。
参考:「むかしはね!いまはね!どうする?子育てギャップー子どもを自転車に乗せるときは」
1974 自転車に取り付ける幼児用座席販売開始
1991 子乗せ専用自転車販売開始
1993 世界初の電動アシスト自転車発売(ヤマハ)
2009 安全基準を満たす自転車に限り幼児2人を同乗することが解禁
幼児2人同乗解禁ってつい最近(2009年)!?
今よく見る、子乗せ電動自転車、ここ15年くらいの話だったんですね。それまで子どもが2人いる親はどうしてたんだろう・・・
子育て環境はまだまだ進化を続けているんですね。
おすすめ記事
まとめ
今回は、子乗せ電動自転車のメーカーや選び方、おすすめグッズ、メリット、注意点、歴史などをお伝えしました。
ファミリーライフが変わりますよ。楽しみですね!ぜひ実物を見て選んでみてください!
お気づきの点がありましたらコメントいただければ幸いです