2021年10月1日、令和4年4月入園のための「保育施設利用のてびき」の配布が開始されたさいたま市。
それに合わせて「さいたま市保育所等における医療的ケア児の受入れ等に関するガイドライン」が策定・運用開始されています。
さっそく確認したので、速報としてお知らせします。
「さいたま市保育所等における医療的ケア児の受入れ等に関するガイドライン」とは
医療的ケア児及びその家族が安心して保育所等を利用し、保育所等において安全な受入れを実施するために、入所までの流れや必要書類、関係機関との連携、緊急時の対応等について、基本的な考え方や留意事項を示した、「さいたま市保育所等における医療的ケア児の受入れ等に関するガイドライン」を策定しました。
保育所等における医療的ケア児の受入れについて(さいたま市Webサイト)より
医療的ケア児及びその家族の意思を最大限尊重し、個々の状況やニーズに応じた適切な支援を行うために、本ガイドラインを活用し、安心安全な受入れの実現に向け、保育所等とともに対応してまいります。
2016年、各地方公共団体において医療的ケア児が必要な支援を受けられるよう、保健、医療、障害福祉、保育、教育等の連携の推進をより一層図るよう努めるよう児童福祉法が改正されました。
また、2021年には「医療的ケア児及びその家族に対する支援に関する法律」が公布・施行され、各地方公共団体は、医療的ケア児及びその家族に対する支援に係る施策を実施する責務を有すると規定されました。
今回のさいたま市のガイドライン策定はこういった流れによるものです。
さいたま市保育所等 医療的ケアの内容・受入れ要件・施設は?
さいたま市保育所等での医療的ケアの内容・受入れ要件・施設を確認しました。
この記事は2021年10月の速報です。今後変更になる可能性が高いので、入園をお考えの方はさいたま市Webサイトの「保育所等における医療的ケア児の受入れについて」で最新情報をご確認ください。
受入れ決定までの流れ
4月入所希望の場合は、通常の保育園申し込みと同じように10月に利用申し込みをし、1月末~2月頭に内定通知書が出されます。
申込みの前には各区支援課や保育施設に事前相談をし、申し込み後には施設長や看護師と面接をして子どもの状況や医療的ケアの詳細を確認したり、12月には体験保育を行い集団保育することができるか確認をするそうです。
その後、さいたま市で「育成支援制度適用委員会」が開催され、受入れ可否が検討されます。
まとめ
子どもや家族を取り巻く環境がどんどん改善されてきていますね。
今回の「さいたま市保育所等における医療的ケア児の受入れ等に関するガイドライン」策定により、医療的ケアを必要とする子どもにもご家族にもさらに良い体制になるといいです・・・!
お気づきの点がありましたらコメントいただければ幸いです