筆者、毎年のように水遊びのために朝霞市の黒目川に通っています。さいたま市からこんなに近くに川遊びができる場所があるとは・・・!
小魚が泳ぐきれいな川で遊ぶことができ、地元の方でにぎわっています。あんまり混んでしまっても地元の方に申し訳ないのですが、こっそりおすすめしたいスポットです。
本当の川なので水の事故には注意、子どもから目を離さないよう。安全第一で楽しみましょう!
レポします!
黒目川の遊べる場所・アクセス
黒目川は、武蔵野線北朝霞駅から徒歩で行けます。
北朝霞駅から近くて川遊びができるのは、「新高橋」「浜崎黒目橋」の付近。
今回おすすめするのは「新高橋」付近です!
黒目川の新高橋までの経路(徒歩でも行きやすい)
黒目川の新高橋までの経路です。
- バス
北朝霞・朝霞台から、新高橋のすぐ近くまで行くバスはありません。ちょっと離れたところ停まるバスが数十分に1本ある感じです。歩いたほうが早い! - 自転車
今よく見るシェアサイクル「ダイチャリ」が駅前にありましたが、おんぶひもで子どもを背負える年齢でないと子ども連れでは乗れないですね。 - タクシー
子どもを連れて暑い日に歩くのは辛いですよね・・・駅前にタクシーも停まっているので、行きはタクシーでもアリかと思います。 - 自家用車
普通の川なので、専用駐車場はありません。コインパーキングを探しましょう。 - 徒歩
Googlemapで出てくる最短「徒歩13分」の経路は、日差しをさえぎるものが何一つないのであっついです!子どもを連れているときついです。
ちょっと時間はプラスになりますが、おすすめの経路はこちら!
北朝霞駅前の広い急坂を下って一気に黒目川へ。坂の下までは6分くらいで到着します。
こちらは「浜崎黒目橋」。この橋の下でも川遊びができます。
今回目指すのは、上流の「新高橋」。右折して緑道を歩きます。
黒目川で本格川遊びレポ!
新高橋付近では、土手から川に降りられるようになっています。
貴重品以外は土手において、いざ!(混んでいなければワンタッチテントも設置できます)
手前は浅く、中ほどで深くなり、奥の方は深くて流れが強めなのがおわかりでしょうか。(この時、深いところは大人の腰くらいでした)
この撮影時は5月なので服を着ている人がほとんどですが、夏は水着で遊んでいる子どもも多いです。
深くて流れの強いところでは浮き輪の親子が流れて楽しんだりしている姿も見られるのですが、後述しますが自然の川なのでくれぐれも水難事故には注意です。
そして、子どもたちが楽しんでいるのは魚捕り!
すばしこいのでつかまえることは難しいのですが、たくさんの小魚が泳いでおり、子どもたちが網で追いかけまわして楽しんでいました。
網やバケツがあると楽しめます。
子どもより本気になって、深いところで大きいカメを捕まえたお父さんも。橋より上流にはさらに魚がいました。
こんな川遊び、なかなかできない!
トイレはすぐそばにある
すぐ脇の遊歩道沿いの「新高橋ふれあい広場」に、おむつ替えシート付のトイレがあるので安心です。
ランチ
橋の上には、はま寿司があります。以前行ったときは、水着で店内に入らないよう掲示がありました。
また、橋を渡った南側にファミリーマートもあるので、昼食を持参しなくても大丈夫です。
子どもがお昼までに満足したなら、駅に戻ってランチでもOK。駅前は栄えてるのでチェーン店等いろいろあります。
【注意】子どもの水難事故(実際に溺れかけていた小学生がいました)
黒目川にも、急に深くなっているところ、流れが強いところがあります。
子どもからは絶対に目を離さないでください!
こちらのNHKの記事・動画は要チェックです。子どもから「目を離さない」ではなく「一緒に川に入って遊ぶ」ことが推奨されています。(溺れる瞬間は一瞬なので、万が一の時に助けられるように)
>>水難事故はなぜ繰り返される?子どもが溺れる「川」に潜む危険とは(NHK)
筆者、この黒目川で以前、溺れかけていた小学生の女の子を引き上げたんです…。
深めの場所で流れながら遊んでいると思っていたら、なんかあっぷあっぷしてる・・・?一瞬フリーズしましたが、まずいまずいまずい!と叫びながらダッシュしました。号泣する女の子、サンダルは流されていきました。
今思い出しても本当に怖いです。あのまま誰も気づかなかったら・・・
小学生の身長でも胸より下くらいの深さだったと思いますが、流れがあり自分で立ったり制御したりができていませんでした。
こういった水難事故防止の記事では、自然の川で遊ぶときは膝下の水位までとか、大人でも30㎝の水位で溺れることがある、など書かれているものもあります。
後ろから溺れずに遊びながら流れてきた妹さんとおぼしきお子さんに、ご家族を呼んできてもらいました。お母さん1人で幼児~小学生の3人のお子さんを連れてきていたようでした。
父親やほかの大人の協力が得られなくて母親1人で子どもを見なきゃいけない夏休み、しかもそれなりに子どもを満足させなきゃいけないって、ハードルが高すぎます。
そのお母さんを責めるものではありませんが、くれぐれも子どもの水難事故には注意、ということは記載しておきます。
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持っていくともっと楽しめそうなもの
水着(夏場)、着替え、タオル、帽子、飲み物などの基本セットのほかに、持っていくとより楽しめそうなのはこちら!
魚捕り用の網!筆者は虫取り網と付け替えられるこちらを持っていますが、魚捕り用の安い単品の網でも問題ないです。
折りたたみできるバケツも持ち運び便利です。
水の中をのぞいて遊びたい!ふくらませるタイプだと持ち運びにも便利。
ケガや、熱くなった石から守りたい、子どもの足。
一見きれいな川ですが、割れた陶器やなぜか折れたハサミなんて危険なものも見つけたので、水遊び用の靴を履かせてあげてください…!
サンダルが流されたお子さんも見かけました。流れが速いところもあるので、事故防止のためかかとまであってしっかり履ける、流されないものがマストです。
荷物が増えるけど、河原で昼食を食べたり着替えるならあったほうが便利かも。一瞬で開いて設置できるワンタッチ(ポップアップ)テントは便利ですよね。
ちょっと感動する「黒目川の川づくり」ストーリー
緑道にあったこちら。「2011年度土木学会デザイン賞 優秀賞 黒目川の川づくり」
黒目川の桜並木を伐採し子どもたちが安全に遊べなくなるような改修計画が出たときに、地域の方々が声をあげて議論し、その結果、今のような緑道が気持ち良く子どもたちも楽しく遊べる黒目川になったんですね。
そういった川づくりが評価され、土木学会デザイン賞優秀賞を受賞。ちょっと感動するストーリーでした。
土木学会デザイン賞2011 黒目川の川づくり(土木学会サイト)
お気づきの点がありましたらコメントいただければ幸いです