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【さいたま市の風しん抗体検査】要件を満たせば無料に!生まれてくる赤ちゃんを守るため、妊娠を考えている人・周囲の人、40~60代男性は必須!

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子育てサポート
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風しんの抗体検査や予防接種を受けよう!と聞いたことがある方も多いかと思います。
そろそろ子どもを…と考え始めたときに、ぜひ受けたい検査です。

さいたま市では、この抗体検査は要件を満たせば無料で受けられます。

生まれてくる子供を守るため、妊娠を考えている女性だけでなく、その周囲の方、また40代~60代男性は必須です!

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なぜ風しんの抗体検査が必要なのか

検査イメージ

風しんは、風しんウイルスによって起こる感染症で、患者のくしゃみや咳などによって飛び散ったウイルスを吸い込んだりすることで感染します。

妊娠初期の女性が風しんにかかると、お腹の赤ちゃんも風しんウイルスに感染し、先天性風しん症候群とよばれる病気を持って生まれてくる場合があります。
先天性風しん症候群とは、生まれつきの心臓病、目がよく見えない、耳がよく聞こえないといった、心臓、目、耳などに色々な組み合わせで障害をもつことがある病気です。妊娠週数が早いほど発生頻度が高く、調査によっては妊娠の最初の1か月では100%と言われています。逆に、妊娠7か月(妊娠24週)以降では、0%と考えられています。

令和3年度さいたま市風しん抗体検査のご案内(さいたま市Webサイト)より

だから、生まれてくる子どもを守るために抗体検査を受け、抗体値が低ければ予防接種を受けるなどして風しんにかからないようにしないといけないんですね。

女性が予防接種を受けていれば安心というわけではない

多くの女性は過去に風しんの予防接種を受ける機会があったため、風しんに対する抗体(免疫)を持っている方が多いと言われています。

しかし、中には予防接種を受けても抗体がつかない・つきにくい方もいます。
また、妊娠中は予防接種を受けることができません。
※風しん含有ワクチンはウイルスの毒性を弱めて作られたワクチンであり、ウイルスが胎児に感染する可能性が完全には否定できないので、妊娠中は予防接種を受けることができません。また、予防接種を受けてから約2か月は、妊娠を避けることとされています。

ですので、妊娠中の女性への風しんの感染を防ぐためには、周囲の人も風しんに対する抗体を持って風しんにかからないようにする必要があります!

風しんの抗体検査、無料になる人・要件は?

疑問イメージ

筆者も夫も風しんの抗体検査を受けましたが、当時、こういった助成があることを知りませんでした。必要な時って、意外と必要な制度にたどり着くことができないんですよね・・・。

どこで抗体検査を受けられるの?→こちらに医療機関のリストがあります!風しんの追加的対策について(厚生労働省Webサイト)

妊娠を考えている人・周囲の人

以下の人が風しん抗体検査を無料で受けられます。(詳しい要件は、さいたま市Webサイトで)

  • 妊娠を希望する女性
  • 妊娠を希望する女性の同居者
  • 風しん抗体価が低い妊婦の同居者

<要件>
(1)抗体検査日時点で、さいたま市に住民登録がある方
(2)これまでに風しんの予防接種を受けたことがない方
(3)これまでに風しんの抗体検査を受けたことがない方
(4)これまでに「検査等の結果による風しんの確定診断」を受けたことがない方
(5)年齢が16歳以上の方

令和3年度さいたま市風しん抗体検査のご案内(さいたま市Webサイト)より

ここで、ん?と思われたかもしれません。
「これまでに風しんの予防接種を受けたことがない方」が要件にあります。
多くの方が子どもの頃に公的に予防接種を受ける機会があったので、けっこうな割合の方が、この無料抗体検査の対象外なんですね。

しかし、母子手帳を見ないと本当に予防接種を受けたかわからない。母親に問い合わせると「たぶん受けたんじゃない?」と適当に回答されたり、母子手帳自体がしまい込まれて出てこなかったり。親に連絡取れない、記録がない人もいると思うんですよね。
母親として一生大事にしておきたい母子手帳、子どもに渡してしまうのもモヤモヤするし、母子手帳以外の予防接種記録の管理方法ってそろそろ出てこないんですかね・・・

埼玉県で把握している「風しん抗体検査を受けたうち免疫が不十分で予防接種を推奨された方」は、女性32%、男性20%ということで、けっこう多いです。(参考:風しん抗体検査が無料で受けられます(埼玉県Webサイト)
要件に当てはまる方は、無料で抗体検査を受けましょう!
もし抗体値が低かった場合は、自費となりますが予防接種をぜひ受けてください。

\詳しくはこちら/

令和3年度さいたま市風しん抗体検査のご案内(さいたま市Webサイト)

過去予防接種を受けたけど、妊娠を考える際に抗体検査を受けるべき?

さて、過去予防接種を受けたことがあるという結構な割合の方がこの無料抗体検査の対象外となりますが、前述のように、予防接種を受けても抗体がつかない・つきにくい方もいます。

妊娠が判明すると妊婦検診として風しんの抗体検査がありますが、そこで抗体値が低いと判明しても、妊娠してからは予防接種を受けることはできませんし、すでに風しんにかかってはいけない妊娠初期の段階なので、感染対策にもっと気を付けておけばよかった・・・と後悔するかもしれません。

個人の考えになりますが、過去予防接種済みでこの無料抗体検査の対象外であっても、妊娠を考える前に自費で抗体検査を受けておけば安心だと思います。

妊娠前に抗体値が低いことが分かれば、追加の予防接種を受けたり、抗体ができにくい体質であれば妊娠前から感染対策について心の準備をすることができます。

昭和37年4月2日~昭和54年4月1日に生まれた男性

妊娠を考えている人、その周囲の人でなくても、この年に生まれた男性は検査必須なんです!

この世代の男性は、子どもの頃に公的な予防接種を受ける機会がなく、風しんの抗体を持っていない人が多いと言われています。

2018年に風しんが流行したことから、国として2019年~2022年の3年間で、徹底的にこの世代の抗体検査→抗体のない人には予防接種を行うこととしています。抗体を持っている人が増えることで、風しんの流行がなくなると言われています。

抗体を持っていない人が風しんにかかり、自覚がないまま、職場や電車、何かのタイミングで、妊娠初期の人にうつしてしまう、ということがなくなるよう、対象の世代の方は必ず抗体検査を受けてほしいです。

さいたま市では、対象となる市民に2019年3月、2020年3月に検査および予防接種の無料クーポン券を郵送しています(サイトに記載されていませんが、2021年の3月にも郵送されているのかもしれません)
この世代の方への対策は国として行っているので、検査の結果抗体値が低いと、予防接種も無料になるんですね。

転入してきた方や紛失した場合等、この郵送を待たずとも保健センターでクーポンを発行してもらえますよ!

\詳しくはこちら/

風しんの追加的対策について(さいたま市Webサイト)

まとめ

これから生まれてくる子どもたちを守るため、風しんの抗体検査・予防接種を受けましょう!!

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