さいたま市の保活で重要な指数(点数)の計算方法、時短の場合、指数アップ方法、平均やボーダーなどについてまとめました。
令和7年(2025)入園版が2024年10月1日に公開されたので、こちらの記事も更新しています。
2026年4月以降に入所予定の方はその年の基準表となります。現在の基準表と計算方法が変わっていないかも要確認です。さいファミ!でも最新版が出次第この記事を最新版に更新します。
さいたま市保育園の指数(点数)計算方法は?令和7年(2025)最新版!
さいたま市は、保育の利用の必要性が高い(指数の高い)人から順に、希望する園に割り振られていきます。
この指数は、「保育施設利用調整基準表」(リンク先「保育施設利用のてびき」の下の方の「その他」欄に掲載)に基づき計算されます。
【計算例】
上の基準表の紫の枠の合計「62点」が、フルタイム共働き第1子のよくある指数です。
- 就労時間月160時間以上⇒26点×父母
- 育休取得中⇒6点
- 祖父母別居(もしくは同居でも65歳以上・保育できない理由あり)⇒4点
右側の調整指数1・2にあるように、第2子以降やすでに認可外園等に入所しているなど、状況によって加点がつきます。
この表に自分の状況を当てはめて計算していきますが、あくまでも自分の確認用です。
自分でこの基準表に丸を付けて市に提出するものではなく、就労証明書等他の提出書類の内容を確認して市が計算をします。
自分の地域でこの点数だと入りやすいのか入りにくいのか、自分の正確な指数、指数アップできる余地はないか、など気になる方は保育コンシェルジュへの相談をおすすめします。
それによって、認可外園も確保するか・希望を30園まで書くか・明らかに入園することが難しい園であれば見学はしないなど、今後の保活対策が変わります。
また、「65歳未満の祖父母同居だけど保育できない理由がある」など、事前によく保育コンシェルジュに書き方を相談しておいたほうがいいです。書き方でどうにかなったのに確認しなかったために1点2点下がってしまうと、保活が不利になってしまいます。
前年からの変更点
2025年度(令和7年度)版は、上の画像の赤枠の1点が前年から変更になりました。
2024年度:「保護者が保育士・保育教諭」で市内保育施設・幼稚園に勤務中または採用予定
2025年度:「保育士としてみなす保健師・看護師・准看護師」も追加
過去には、2022年度(令和4年度)版「居宅内外の指数差廃止」など大きな変更がありましたが、その後はそこまで大きな変更はありません。
就労時間の考え方は?休憩時間や時短は?
基本指数が一番高くなる「就労時間月160時間以上」はどういう考え方?
雇用契約上の所定の勤務時間で計算します。休憩時間含み、時短予定であっても元の雇用契約上の時間です。
例えば、時短予定であっても、雇用契約上週5日9:00~17:00(休憩1時間)の人は、1日8時間×月20日(例)=160時間になります。
提出する就労証明書(保育施設利用のてびきのページに様式あり)に記載される月の就労時間が算出の基になるとのこと、支援課に電話確認しました(2023年)。
なので、職場から記載されて戻ってきた就労証明書の内容が間違ってないか確認したいところですね。
(就労証明書には「実際に働いた時間や支給された給与の額ではなく、雇用契約・就業規則の内容に関する事項を記載してください」と書かれてはいますが)
なお、雇用契約自体が変動したり就業形態が特殊な方は、保育コンシェルジュに確認ください。
同点だったら?
この指数が同点だったら?
第1子の62点、きょうだい加点がつく63点・64点などは特に該当する人が多いですよね。
その場合は、「状況別優先順位」の高い世帯が優先されます。
でもこれも育休中だったら7位で同じですよね。この順位も同じだったら?
収入の低い世帯※が優先されます。ここでも高収入世帯に厳しい世の中です。
※正確には、「前年度市民税所得割額(住宅借入金等特別控除等の控除前の税額)」。世帯合算します。わからなければ支援課に確認すれば教えてもらえます。
【指数アップ】あらかじめ認可外園に入ったり一時保育を利用する
今回落ちて育休延長したから次こそは入園しないと…
激戦地区なので保活を少しでも有利に進めたい…
様々な理由で、指数をアップしたい方もいるかと思います。
その場合、年度途中でもあらかじめ認可外園に入ったり一時保育を利用しておくという方法もあります。
下の画像のとおり、育休中は6点なのに対して、認可外や一時保育利用中は7点と、1点アップします。
これを狙うための認可外園・一時保育の利用タイミングや、一時保育の頻度、育休からの職場復帰タイミングなど、詳しくは保育コンシェルジュに相談して戦略を練ってください。
認可外園の一部は保育料の補助があり、認可園より保育料が安い・変わらない場合もあります。⇒ナーサリールーム・家庭保育室の保育料軽減事業について(さいたま市Webサイト)
また、いくら指数アップしたくても、「大事な我が子を預けてもいいと思える認可外園」かということも重要です。
さいたま市では認可外園に立入調査をし、毎年結果を公表しています。指導された内容について改善されているかなど確認したいところです。見学も必須です。⇒認可外保育施設に対する指導監督について(さいたま市Webサイト)
さいたま市保育園の指数(点数)平均やボーダーは?何点以上なら入れる?
さいたま市保育園の指数(点数)平均やボーダーは?何点以上なら入れる?
「入園者は何点以上でその園に入っていたか」「市や区の点数の平均は」、というデータはさいたま市では公開されていません。
前述の62点がボーダーと言われることもありますが、激戦の地域・そうでない地域、何歳児クラスか、希望する園の数、など様々な要因で承諾・不承諾のボーダーは変わってきます。
また、前述の62点やきょうだい加点ありの63点・64点など、よくある点数だと世帯収入が大きく効いてきます(低い方が有利)。
なので知りたい方は、まずは自分の地域の最新状況や、自分の指数・収入ではどうなのか、教えてもらえる範囲で保育コンシェルジュに確認するといいと思います。
また、さいたま市の保活ではお世話になる方も多い、>>さいたま市保育園保護者連絡会さんの掲示板 には、毎年2月の一次選考の承諾・不承諾の結果が集まっています。
どのくらいの指数(点数)・収入(階層)・状況の人が承諾・不承諾になったか、たくさんの方の例を見ることができます。これから保活の方も、保活が終了したら報告を載せると後の保活の方の参考になると思います。
この掲示板で話が出ている「階層」というのは、この保育料を算出する表からきているもので、世帯収入を語る上で目安として使われています。(正確には、前年度市民税所得割額(住宅借入金等特別控除等の控除前の税額))
さいたま市の保活関係記事はこちらにまとめています!
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