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さいたま市の学童 市民の改善要望意見に対する市の回答記録2022.12(放課後児童クラブ)

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さいたま市の学童 市民の改善要望意見に対する市の回答記録2022.12(放課後児童クラブ)子育てサポート
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2022年12月、東京新聞および朝日新聞が、さいたま市の学童体制の問題について立て続けに記事にしました。(詳細は>>こちらの記事でまとめています)

それを機にさいファミ!では、さいたま市への意見「わたしの提案」への一斉の意思表明・投稿を呼び掛けていました。

それに対しての回答は意見された方には郵送されていますが、市民の声検索にも掲載されていたので紹介したいと思います。1年間で掲載終了となるようなので、スクリーンショットもとって記録します。

ご協力いただいたみなさまありがとうございました。

最新情報はこちらで
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回答は4つのテンプレで構成

回答は、基本的に以下4つのテンプレで成り立っています。

全ての回答を読んでもほぼ同じことが書いてあるので抜き出します。

学童に入れるようにしてほしいの声に対して

学童に入れるようにしてほしいの声に対してのテンプレです。

本市では年々増加する放課後児童クラブの需要に対応するため、待機児童数の多い学区や定員超過が著しい学区への放課後児童クラブの整備を優先的に行っているところであり、その整備に当たっては、需要の変動に臨機応変に対応するため、速やかに開設することができる民設放課後児童クラブによる新規整備を進めております。

「新規整備を進めている」と、さも市がすべてを整備してるように書いていますが、市が関わって整備しているのは一部。

保護者運営の民設(民設学童のうち約半分)は、保護者が自分の時間も家族との時間も削って物件探しをしています。保護者運営でない民設も各施設の責任において整備することになります。

「速やかに開設することができる民設放課後児童クラブ」とさいたま市は常に言っており、公設学童を開設する気はありません。

市内104校の小学校のうち、31校には公設学童がありません。

さいたま市が責任をもって施設整備をしないので、いつまでたっても学童の待機児童はなくなりません。

コロナ控え効果も薄れたのか、2022年は待機児童が再び増えています。

さいたま市の学童(放課後児童クラブ)待機児童2022年まで
さいたま市子ども未来局令和5年度局運営方針(案)PDFより

2023年はさらに増えそうです。

公設学童の2023年2月一次選考結果を2022年と比較したものです。不承諾が200人増えています。(左:2022年、右:2023年)放課後児童クラブの一次選考結果について(さいたま市Webサイト)より

この「待機児童」は、そもそも少ない公設学童の申込者を基準にした数字なので、公設がなくて民設しか申し込めないという方は、その後学童に入れなくても待機児童にすらなれません。

さいたま市の学童の待機児童について詳細まとめました

民設学童運営の保護者負担を軽減してほしいの声に対して

民設学童運営の保護者負担を軽減してほしいの声に対してのテンプレです。

本市における民設放課後児童クラブの運営主体の大法人及び社会福祉法人ですが、このうちNPO法人については、保護者の方々による運営の場合も多く含まれています。
保護者会による運営は、きめ細かな保育サービス等のメリットも多い半面、事務負担等が大きいなどのご意見もいただいているところです。

保護者の皆様の負担軽減が図られるよう、令和4年度から委託基準の見直しを行い、より効果的な支援の拡充に努めているところですが、いただいたご意見を踏まえ、今後も保護者の負担軽減が図られるよう支援を行ってまいります。

保護者の犠牲の上に成り立ってる「きめ細かな保育サービス等」です。

「令和4年度から委託基準の見直しを行い、より効果的な支援の拡充」とありますが、>>さいたま市学童保育連絡協議会さんの動画 によると総額が変わらずなんの足しにもならなかったそうですね。

さらにこの新委託金制度により、46人以上の児童がいる大規模な民設クラブ(市内48クラブ・民設全体でみると5施設のうち1施設)は減収となるので、今子どもの数が多いクラブ・今後子どもが増えそうなクラブは移行措置である2026年までに「待機児童が出ても受け入れる子どもの数を減らす」か「(保護者自ら物件を探して)増設(分離)するか」を迫られてるらしいんですが…

保護者自身が物件を探す・見つからないの地獄と待機児童がさらに拡大しそうです。

※さいファミ!は市連協の関係者ではありません(市連協さん、youtube直リンクのご許可ありがとうございます)

「いただいたご意見を踏まえ、今後も保護者の負担軽減が図られるよう支援」ということで、具体的な内容はなく、やる気のなさは感じます。

他の自治体は市が用意している学童施設、せめて物件探しは市の責任でやるべきでしょと思いますが、市としては、今「民」が苦労しているものを「公」に戻す気はそりゃないですよね。

小学校敷地内に整備してほしいの声に対して

小学校敷地内に整備してほしいの声に対してのテンプレです。

余裕教室を活用した学校敷地内への放課後児童クラブの整備についても、学校の状況や児童数等を確認したうえで、関係部局と検討を重ねているところです。

検討を重ねてるうちに、次の年度には新たな子どもと家族が苦しむんですが…

2023年度予算案も増えてないし(微減)、予算を申請する時点で「毎年決められた予算内で整備」がすでに決まっているんでしょうね。「困っている地域があるから速やかに解決」という思考ではやはりないようです。

さいたま市の学童(放課後児童クラブ)整備に対する2023年度予算案
さいたま市令和5年度当初予算案の概要 子ども未来局PDFより

もちろん、上の予算案にあるとおり新しく小学校敷地内に整備しているのは、公設ではなく民設です。

以下は、小学校敷地内への整備状況についても教えてほしいという意見(筆者)に対する回答です。

小学校敷地内への放課後児童クラブの整備の実績についてですが、令和4年4月1日時点で市内104校のうち70校に公設・民設合わせて75クラブを整備しております。令和5年度には年度当初に2クラブ、年度途中に2クラブの整備を予定しており、令和6年度以降についても調整が付いたところから順次整備を進めてまいります。

「調整が付いたところ」は予算内で順番にという意味でしょうね。

予算をつけて計画・設計・建設・募集・運営開始には数年かかるとのこと。そんなことをしてる間に困っている子ども・保護者が増産されていっています。

結びのテンプレ

結びのテンプレです。

児童の健全育成の場の提供のためにも、放課後児童クラブの整備に取り組み、入室を希望される方が一人でも多く入室できるよう努めてまいります。

きれいな結びのテンプレ文ですが、特段新しいことをするつもりはなく今まで通りやりますということでしょう。

「児童の健全育成の場の提供」、ほんとに考えてます?

北浦和小学校の2学童の存続の危機に対する回答

2022年12月7日の東京新聞で報じられた、北浦和の2つの学童の移転先が見つからず存続の危機という問題。もちろん保護者が苦しみながら探しているという内容です。

2022年12月メディア掲載の話、こちらで詳細まとめてます

この問題への意見についても、回答がありました。

北浦和小学校では放課後児童クラブへ転用可能な教室を確保できない状況となっております。また、学校敷地内への整備につきましても、既に敷地内に公設クラブがあることから、追加での整備は困難な状況です。

北浦和小学校の校庭に民設学童を建てる場所はあるって聞いちゃいましたよ~?

「既に敷地内に公設クラブがあることから、追加での整備は困難」

校庭内すぐ隣に建ってるのに公設学童と民設学童で利用料が最大1万円違っちゃうから、そこ突っ込まれるのが面倒で回避してるんですよね?それが「市にとっては追加での整備は困難」ってことですよね。

移転先が見つからなくて民設学童がつぶれて子どもや保護者が路頭に迷っても知らない、市の学童体制突っ込まれる方が嫌だってことですよね??

北浦和小学校区内で、現在移転が必要となっている放課後児童クラブにつきましては、運営事業者と綿密に連絡を取り状況把握に努めているところです。
また、市ホームページを活用した物件情報の募集や、「公益社団法人埼玉県宅地建物取引業協会」への情報提供依頼の周知を行い、移転先物件の確保について支援を行っており、引き続き、継続的に支援を行ってまいります。

「運営事業者」って保護者が運営してるNPOですからね。素人である保護者が、北浦和小学校から子どもたちが徒歩圏内で通える物件を休日つぶして頭下げて必死で探し回っているんですが…

「状況把握に努めてる」って、「見つかりましたか~?」って呑気に電話でもしてるんですかね。

「市ホームページを活用した物件情報の募集」って、市のサイトのたどりつけない奥の方にこんな感じで機械的にひっそり載せてるだけなので誰も見てないでしょうね。

さいたま市の民設学童(放課後児童クラブ)候補物件の情報提供依頼をするさいたま市の公式サイト
「民設放課後児童クラブ」候補物件を探しています(さいたま市Webサイト)より

東京新聞には市の担当職員のコメントが。

市青少年育成課の●●課長補佐は「三十五人学級の実施で学校の空き教室も少なく心苦しいが、可能な範囲で協力している。市のホームページや不動産会社を通じてこちらも探しているが、なかなか見つからないのが現状。

東京新聞記事より

「可能な範囲で協力」という他人事感。市の責任で学童施設を整備するという他の自治体では当たり前にされていることが、なぜできないのか。

「公益社団法人埼玉県宅地建物取引業協会への情報提供依頼の周知」がどれほどのものかは知りませんが、「なかなか見つからないのが現状」と市の担当職員もわかっています。

小学生がいる家庭が安心して仕事できる、子どもの放課後の安全が保障されている環境ではないと、市の職員も認めています。

さいたま市、「8年連続ファミリー層流入全国1位」と大々的に宣伝してこれからまだまだ再開発で子どもが増えるんですが、学童体制現状でも崩壊してるのに、これからどうなるんでしょう。

責任を取る気がない、もう市としても無理、という状態なら「マンションを建てない・宅地開発をしない」、民間事業者がやってることで市は制御できないというなら、「さいたま市に転入してもいいけど学童は入れないか負担が大きい可能性が高いです。責任は取りません」と明記すべきでは。

「子育てしやすい」さいたま市特設サイト「いいじゃん!さいたま」より)と呼びこんでおいて、この状態ってもはや詐欺では…?

筆者としては、もう崩壊してるさいたま市の「公設・民設」の枠組み自体変えてほしい、国も推進している「一体型」に大きく転換してほしいと思っています。

この「一体型」の話、すでに意見を送っている方もいます。これも含めて、次からは2022年12月より前の意見内容から、気になった意見・回答を抜粋します。

子どもの放課後の居場所づくりのための事業に転換できないかに対する回答

さいたま市の学童体制が全国のスタンダードと思ってはいけません。

「親の就業状態にかかわらず、希望する家庭や子どもが放課後安全に小学校敷地内で過ごすことができる、定員もないので落ちるということがまずありえない、しかも無料や格安」という自治体もあるんです…

こちらで詳細まとめてます

さいたま市では似たような事業として、「チャレンジスクール推進事業」というものを実施していて、週1回(学校によっては月1回程度や小3以上など)学校敷地内で放課後を過ごすことができます。

しかし学童に通っている子どもで参加できるのは、学校敷地内に学童がある一部の限られた公設民設学童の子どもだけです。

「子どもたちの安全安心な居場所の確保」ではなく、子どもの活動を主眼にしている事業なので、すべての子どもが参加できるわけでもなく低頻度で、他の自治体のように学童と一体となったものではありません。

でも、このチャレンジスクールを学童一体型に転換すると決め、現在の学童予算を振り替えれば実現できるのでは…!?

すで意見を送っている方がいたので回答を見たいと思います。

さいたま市の学童(放課後児童クラブ)に対する意見・回答キャプチャ

「今回のご提案を実現するためには、放課後チャレンジスクールの制度を再構築する必要があり、そのためには、日ごろからご協力をいただいているボランティアの方々との協議や、関係所管課との調整など、多くのプロセスを経る必要があります。」

だから再構築してと言ってるんです!

多くのプロセスを経る必要があるから、早くやると決めて、今までボランティア程度の予算しかつけてなかったこの事業に学童予算を振り替えて動かしてほしいんです!

合併で大きくなりすぎたさいたま市、地域ごとに体制も違い関わっている関係者も多く、大きく転換するのは大変なことだとわかりますが、「面倒・大変だから変えない」で今まで来た結果、さいたま市の学童体制崩壊してるんですが…

これを「やる」と決められるのって誰でしょうね。市長…?

大規模マンションが建つ武蔵浦和・さいたま新都心の不安の声に対する回答

再開発で大規模マンションが建つ、武蔵浦和・さいたま新都心の方からも、学童新設の要望が寄せられていました。(意見が出されたのは2020年11月、2021年1月とちょっと古めですが)

さいたま市の学童(放課後児童クラブ)に対する意見・回答キャプチャ
さいたま市の学童(放課後児童クラブ)に対する意見・回答キャプチャ

「申込み状況等の需要の動向を適切に把握しながら整備を進める」「運営事業者及び関係部署と協議・連携を行いながら」ということですが、周辺の住民の方、学童増えましたか…?

2023年4月新規開設予定の民設学童の一覧が出ていたのでマップにしてみました。

さいたま市の学童(放課後児童クラブ)2023年4月新規開設予定一覧
令和5年度新規開設予定放課後児童クラブ一覧(さいたま市Webサイト)PDFより
2023年4月新設予定民設学童マップ

武蔵浦和駅周辺は2件新設されていますね。(小学校の学区によるので、これで足りている状態かはわかりませんが…)

そしてさいたま新都心周辺には1つも新設されていません。上の意見が投稿されたのが2020年・2021年の話なので、2022年にすでに新設されているかもしれませんが。

しかし何度も言いますが「運営事業者」の半分は保護者。「増設の希望が出てるからよろしくお願いします~」って保護者に丸投げしてるんですかね。

再開発が進む小学校周辺に、すべての条件に合って受け入れてくれる空き物件がなければ、民設学童だって増設したくても増設することもできません。さらに指導員が見つからなければ開設できません。これも保護者が探しているという状況…

公設も民設も入れず費用の高い民間に、保護者が増設する体制への疑問に対する回答

こちらの方は武蔵浦和の白幡周辺の方。

2022年度は公設は不承諾、保護者運営民設はキャンセル待ち、仕方なく民間の高い学童(月数万~十数万と思われる)に通うことになり経済的に厳しいと訴えています。

さいたま市が適切に施設整備していれば発生していなかった月数万~十数万の出費です。憤るのも当然です。

そして運営している保護者が働きながら増設(分離)する物件を探すことに疑問を呈しています。

前の項目のように2020年11月にも武蔵浦和周辺の学童の新設が要望されていますが、市としては状況は知っていても責任を負わず、民設学童を運営する保護者に丸投げしているので、さいたま市内各地域で同じような状況が発生しています。

さいたま市の学童(放課後児童クラブ)に対する意見・回答キャプチャ
さいたま市の学童(放課後児童クラブ)に対する意見・回答キャプチャ

回答では、さいたま市の民設62学童が所属する「NPO法人さいたま市学童保育の会」さんからも相談を受けていて需要の多い状態であることは認識しているとのこと。

が、「物件情報の提供に努め」と、運営保護者任せ。

「市内全体の優先度も考慮しながら」と、この状況で優先度が低いとでも…?

結果、この白幡の民設学童は前の項目でマップにした通り1年後の2023年4月に新設される予定になっていますが、その裏には運営している保護者のみなさんの大変なご苦労があったことでしょう。

また、2022年度待機児童になってしまい、この方のように民間学童で年間100万円近い出費となった方(学童が整った他の自治体では0円で済んだかもしれない)、あきらめて仕事を辞めることになった方、望んでいない低学年で鍵っ子にせざるを得ず放課後の安全が守られない子どももいたことでしょう。

この方が特別なわけではありません。さいたま市中でこんな問題が起きています。

2022年12月の意見と回答記録(キャプチャ)

今回2022年12月の意見と回答、1年で消えてしまうというので記録のためにキャプチャを貼って記録しておきます。

14件、ご協力ありがとうございました!

「回答」については、上で説明したテンプレ内容なのであらためてご覧いただく必要はないかと思います。

さいたま市の学童(放課後児童クラブ)に対する意見・回答キャプチャ
さいたま市の学童(放課後児童クラブ)に対する意見・回答キャプチャ
さいたま市の学童(放課後児童クラブ)に対する意見・回答キャプチャ
さいたま市の学童(放課後児童クラブ)に対する意見・回答キャプチャ
さいたま市の学童(放課後児童クラブ)に対する意見・回答キャプチャ
さいたま市の学童(放課後児童クラブ)に対する意見・回答キャプチャ
さいたま市の学童(放課後児童クラブ)に対する意見・回答キャプチャ
さいたま市の学童(放課後児童クラブ)に対する意見・回答キャプチャ
さいたま市の学童(放課後児童クラブ)に対する意見・回答キャプチャ
さいたま市の学童(放課後児童クラブ)に対する意見・回答キャプチャ
さいたま市の学童(放課後児童クラブ)に対する意見・回答キャプチャ
さいたま市の学童(放課後児童クラブ)に対する意見・回答キャプチャ
さいたま市の学童(放課後児童クラブ)に対する意見・回答キャプチャ
さいたま市の学童(放課後児童クラブ)に対する意見・回答キャプチャ

2023年4月9日はさいたま市議選!学童をどうにかする気がある人に投票しましょう

2023年4月9日はさいたま市議選。立候補者数が大幅に増え盛り上がっているようです。

ここに向けて、さいファミ!も情報収集をしてみなさんに共有しています。

前回さいたま市議選は2019年4月。投票率は38.16%、過去最低を更新ですって…

4年に1度のチャンスです!

ここで学童体制を変える気がない市議を当選させると、4年間何も変わりませんよ!!

子どもの転入数8年連続ダントツ全国1位のさいたま市、ファミリー層がおさめた税金、ファミリー層に還元させないとですよ!!

さいたま市のこと好きなんですよ!

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