【さいたま市屋外市民プール廃止再整備案】大和田・沼影・原山・下落合・三橋はどうなる?

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【さいたま市屋外市民プール廃止再整備案】大和田・沼影・原山・下落合・三橋はどうなる?子育てライフ
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2023年6月、さいたま市の5施設ある屋外市民プールの廃止・再整備案が上がっています。

資料を見ていきます。

関連するさいたま市公式サイトは以下です。より詳しい情報を知りたい方はこちらもご確認ください。

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2023年現在のさいたま市屋外市民プール5施設

2023年現在、さいたま市の屋外市民プールは5施設です。

施設名住所
大和田公園プール大宮区寿能町2-519
三橋プール西区三橋6-1709-3
下落合プール中央区下落合5-11-10
原山市民プール緑区原山2-33-7
沼影市民プール南区沼影2-7-35
プール名は各プール記事にリンク
さいたま市屋外市民プールマップ
さいたま市屋外市民プール2023年の開催情報まとめ
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【さいたま市屋外市民プール廃止再整備案】大和田・沼影・原山・下落合・三橋どうなる!?

このさいたま市の屋外市民プール5施設について、廃止・再整備する「レジャープールのあり方方針(案)」が出ているので資料を見ていきます。

現状と課題(さいたま市が屋外市民プールを廃止再整備したい理由)
  • 利用者数・利用料収入が微減傾向
  • 5施設で年間約3億6,500万円の支出超過
  • 5施設は1970年代~80年代に整備しており、施設の老朽化が深刻
  • 周辺自治体はレジャープールを廃止する傾向

↓↓

財政負担を軽減し、地域バランスに配慮した配置を検討したい

これに基づき検討された結果↓↓

まだ案として上がっている段階のもので、確定ではありません。

さいたま市のレジャープールのあり方方針(案)
  • 大和田公園プール(大宮区)は継続
  • 北部エリアは1施設に集約するため、三橋プール(西区)は親水機能を有した身近な公園などに再整備(屋外プール廃止)
  • 南部エリアも1施設に集約するため、まずは沼影市民プール(南区)の代替新設を優先検討
  • 原山市民プール(緑区)はリニューアルをあわせて検討、プールにしない場合は親水機能を有した身近な公園などに再整備(屋外プール廃止)
  • 下落合プール(中央区)は中央区の公共施設再編にあわせ屋外プールを廃止
  • (東部エリアには県営しらこばと水上公園プールがある)
  • 利用料改定(値上げ)を検討
さいたま市レジャープールのあり方方針(案) 概要版より

一番大きい大和田公園プールは残される案です。

小さめけど流れるプールもある三橋プールは廃止(公園などに再整備)の案になっています。

沼影市民プールは今シーズン(2024年3月末)で屋外プールとアイススケート場が廃止になり、同場所には小中学校9年間の教育を一貫して行う義務教育学校が設置される予定となっています。

屋内プールは移転する計画が出ていましたが、屋外市民プールは移転されるのかそのまま廃止になるのかは情報が出ていませんでした。しかし今回代替施設の新設を検討する案が出ました。

スライダーもあり人気の原山市民プールは微妙なところですね。

リニューアルを検討という書き方はされていますが、「南部エリアを1施設に集約」「まずは沼影の代替新設を優先して検討」ということで、原山市民プールを「プールにしない場合は親水機能を有した身近な公園に再整備」したい意図が見えます。

下の方針概要版の図でも、「沼影を新設、原山は公園」のパターン1が総合評価〇、「沼影を廃止、原山をプールとしてリニューアル」のパターン2は総合評価△となっています。(原山をプールとして継続とする場合、沼影を公園として新設はせず廃止なんですね)

さいたま市レジャープールのあり方方針案(概要版ではない方)によると、原山市民プールは駐車場がないので広域利用が見込めないことがネックのため、プールとして残すのであれば広域利用できる施設にリニューアルする必要があるようです。

さいたま市レジャープールのあり方方針(案) 概要版より

また、下落合プールは近隣の中央区役所含めた一帯に「公共施設再編計画」が出ており、2031年中に全体整備の終了が目指されています。それにあわせて「屋内プールは継続、屋外プールは廃止」という案になっています。

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今後のスケジュール

今回さいたま市議会に報告された、この「レジャープールのあり方方針(案)」の今後はどうなる?

2023年7月3日~8月3日 パブリックコメント(市民の意見集約)

2023年8月 意見とりまとめ

2023年9月12月 レジャープールのあり方方針公表
※当初9月公表予定でしたが、12月に延期になりました

ということで、方針本決定まで早いスピードで進んでいます。廃止再整備のスケジュールについてはまだ公開されていません。

2023年12月に、>>令和5年度 パブリック・コメント実施計画等一覧(さいたま市Webサイト)に公表リンクが掲載されます。

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廃止されていく埼玉県の自治体運営屋外プール

さいたま市では以前から「レジャーのための市民プールの在り方を検討」という話が出ており、2022年の夏季プール開催時には利用者に向けてアンケートがとられていました。

(市民アンケートはパフォーマンスで、さいたま市としてはすでに廃止再整備する気で動いていたと思いますが)

近年、埼玉県内各自治体や県営プールも廃止が相次いでいます。

近くだと川口市立グリーンセンターの流水プールが2021年度に廃止となりました(最後の営業はコロナ前の2019年9月1日)

また、埼玉県営の4つの水上公園のうち、上尾市のさいたま水上公園プールも50周年となる2022年3月末に閉鎖となりました。

埼玉県営水上公園3施設(しらこばと・川越・加須はなさき)のプール営業予定

NHKさいたま放送局(2022年9月29日の記事)によると、2019年には埼玉県内の自治体が設置する屋外プールは31、2023年までに10のプールが廃止・閉鎖、4つのプールが老朽化で休業、という状態だそうです。

このコロナ禍の3~4年の間に、埼玉県内の自治体運営の屋外プールはほぼ半減・・・

廃止される際の理由は「老朽化+維持修繕費+利用者の減少」で、今回のさいたま市も同様です。

利用者の減少は少子化なので当然ですが、こうやって少数派となった子どものための施設やサービスは縮小されていくんでしょうね。

景気のいい時代につくられ数十年、日本自体が貧しくなってるんだな…と暗い気持ちになります。


さいたま市営の6つの屋内市民プール
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埼玉県内のおむつの子どもも利用可能なプール
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